chor BAUMとは

 2014年7月に結成した混声合唱団。

 音楽的背景も年齢も経験も異なる歌が好きな者達が集い、宮城県仙台市を拠点に活動している。

 chor BAUM の団名には、はじめは「音楽監督兼指揮者の早川幹雄先生を中心(幹)として、樹木のように月日を重ねた名曲をしっかりと歌い上げてゆきたい」という想いが込められていた。

 現在は曲の新古を問わず、歌が好きな仲間たちと「合唱を通じて音楽の輪をバウムクーヘンの層のように広げていこう」という想いをもち活動している。

 

 2015年1月Bless×ぴゅあはーと×BAUM ジョイントコンサート出演。同年2月第26回宮城県アンサンブルコンテストにて金賞受賞。同年3月兵庫県合唱連盟主催 PRAY FROM KOBE 3.11 ~復興支援コンサート 2015~に招聘合唱団として出演。2018年1月 歌の誕生日 ~新進作曲家による新作コンサート~で「鈴をつけた天使」(安井恵一作曲)を初演。これまでに2回の演奏会を開催した。他、県内外のイベント出演、依頼演奏や訪問演奏を行っている。


合唱団設立によせて


音楽監督 早川 幹雄

 東日本大震災から3年が過ぎ、身の回りだけは少しずつもとどおりの形を取り戻してきた。しかしひとたび海に向かえば、人けのない低い草が広がる平地で、重機が土を重ね、見通しのよい景色をふさいでいる。
 兵庫県合唱連盟が『PRAY FROM KOBE 3.11 ~復興支援コンサート~』を開催したのは、震災の翌年、2012年からで、4回目となる。兵庫県では19年前に「阪神淡路大震災」を経験し、地震の影響で多くの街が焼け野原となった。遠く離れたときと場所を経て同じく地震で被害を受けた私たちに、たくさんの支援をいただいた。仲間と自分自身を励ますための歌を歌う場所をつくってくれた。この優しさと強い想いに応えるために、chor BAUMを創設した。
 メインテーマソングとして、「くちびるに歌を」(信長貴富作曲の混声合唱組曲、終曲)を取り上げる。この曲は東日本大震災直後に、Youtubeで配信され多くの人々の心を和ませた。他曲目として、日本語の楽曲を中心に選曲する予定である。
練習は月1回を基本とし、すべてをアンサンブルの練習とする。音とりや音楽の解釈は、各自で確固たるものにし、練習に取り組んでもらいたい。短期集中型だが、音楽を奏でることで楽しむことができる合唱団になろう。  

 


 

音楽監督、指揮者 早川 幹雄
  合唱音楽を今井邦男氏、高麗正宣氏、声楽を佐藤淳一氏,指揮法を櫻井将義氏より指導を受ける。ルネサンスの宗教音楽を中心に、その研究分野はバロック、ロマン派と多岐にわたる。2009年には、モーツァルトが活動の拠点としたウィーンに赴き、ヨーロッパの 音楽文化を学んだ。近年は北欧の民俗音楽をモチーフとした現代曲やニグロスピリチュアルなどの、民族色溢れる音楽への探求も行っている。
 2006年にフォーレのレクイエム、2009年にモーツアルトのレクイエム、2014年にブラームスのドイツレクイエムを指揮。2010年6月シュテファン寺院、ヴィーナー・ムジークフェラインの黄金の間にて宮城県おかあさん合唱団ウィーン公演、2013年10月トリニティ教会にて女声合唱団みやぎオスロ公演を敢行。2015年3月11日カーネギーホールにて行われた第3回ニューヨーク合唱フェスティバルにVocal Ensemble ANIMA 指揮者として出演。2013年9月、自身が指揮する4つの合唱団が集まった「幹の会」を創設し、12月に「幹の会 ファーストコンサート」を開催。
 2011年第27回宝塚国際室内合唱コンクールにおいて、Chamber Choir Clinics 仙台がルネサンス・バロック部門、近・現代部門各部門にて金賞を受賞。同年第34回おかあさんコーラス全国大会において、仙台杜の女声合唱団がひまわり賞を受賞。2006年、2010年、2011年全日本合唱コンクール全国大会に合唱団Épiceが出場、銅賞を受賞。2015年2月第26回宮城県アンサンブルコンテストにおいて合唱団Épiceが金賞・河北新報賞(1位)受賞、同年3月声楽アンサンブルコンテスト全国大会に出場予定。
 現在、合唱団Épice 常任指揮者、女声合唱団みやぎ常任指揮者、かなん合唱団JOY 音楽監督兼指揮者、ラ・シャンティーヌ音楽監督兼常任指揮者、Black Pepper Singers 指揮者、仙台杜の女声合唱団指揮者、chor BAUM 音楽監督兼指揮者、宮城県合唱連盟理事、日本合唱指揮者協会会員。


ピアニスト 澤田 圭介
 青森県青森市出身、東北大学大学院情報科学研究科修士課程卒業。ピアノを黒瀧由美子、小倉恵子、工藤芳美の各氏に師事。2006年、第27回日本ムジカコンソルソ第3位。2007年、第5回アールンピアノコンクール特級部門第2位、また同コンクールの上位入賞者によるハンブルクへの演奏旅行に参加し、ドイツ国立シュトゥトガルト音楽大学でR. ショシャナ氏のマスタークラスを受講。2006年、第59回全日本合唱コンクール東北大会に宮教大学混声合唱団学生指揮者として出場、銀賞を受賞。

演奏音源

・Bless×ぴゅあはーと×chor BAUM

ジョイントコンサート合同ステージ

・chor BAUM ミニコンサート

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